ポリマーコーティングと固形ワックス

バリアスコートは「シリコーン系化合物」で構成されており、ガラス系ポリマーコーティングであって本当のガラスコーティングではない。
バリアスコートは3~6ヶ月は撥水効果が持続する。
米軍品質検査基準をクリアしているプレクサスの場合は1ヶ月しか持たない。
(おそらく、レースカーや軍用機はこまめに整備をするから持続期間が1ヶ月と短くても充分事足りるからだろう。)

固形ワックスは主に油で出来ているから、雨風に晒すと車がより汚くなってしまうことがある。
当然の話だが、油は空気に触れると酸化してしまうのだ。
なお、ワックスは塗りすぎると埃まで付着させてしまうことに繋がるから、適量が一番いい。
ワックスの層は分厚くできないからだ。重ねようともう一度上塗りしても古いワックス層は溶けてしまう。
溶けるということは新しいワックスと古いワックスが混ざって残ってしまうということだから、神経質な人は鉄粉除去をしてからワックス除去シャンプーで洗車をし、古いワックス層をなくしてから、もう一度固形ワックスを塗るか、ワックス層を分厚くするのを諦めてポリマーコーティングをすると良いだろう。